陰キャがカフェデートに臨んだ結果

こんにちは、みかみです。

 

突然ですが、陰キャってデートに誘われるとどうなると思いますか?

 

モノクロがかった世界が色を帯び、自分の今までの日陰者の生活にようやくツキが回ってきたかという高揚感に包まれ、どんな格好で行けばいいか、どんな話をすればいいかとググったりYouTubeを見たり、

 

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はたまた、いやこれは何か狙いがあるのかもしれない、デートしてたら屈強な男が現れて金銭を要求されるかもしれない、もしくはネットビジネスの勧誘を受けよくわからない顧客リストを高額で買わされるかもしれないという疑心暗鬼に包まれたり、

 

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この2つの状態を何度も行き来し、心が乱されます。

 

今回はそういった変遷を経てデートに臨んだお話をします。

 

 

夜中にいきなり「いつ空いてますか?」とLINEが届きました。

 

相手は以前知人の紹介で知り合った女性(シオリさんとします)で

しおりさんとはもう3ヶ月くらい会ってないのにどうしたんだろうと思い、やり取りを続けるとあれよこれよという間に週末のカフェデートが決まりました。

 

デート当日、私はハンターハンターに出てくるウェルフィンのような心持ちで品川駅に向かい、改札前に居たシオリさんと合流しました。

 

シオリさんは普通に可愛くて姿勢が良くて(芸能人で例えると綾瀬はるかさん)、「(やっぱ付き合いたいか否かだと、付き合いたいよな~…)」と考えつつも

 

心持ちはウェルフィン(ハンターハンターのキメラアント編に出てくる猜疑心が非常に強い登場人物)のように冷めさせました。

 

向かった先は品川駅構内のパン屋のPAULで、アップルパイが絶品でモーニングに良さそうなお店でした。

 

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シオリさんとの会話は他愛のない話ばかりでした。出身はどこかーとか、学生時代は何してたかーとかです。

 

ただ、ことある毎に「それならヨシコさん(仮称)と話が合いそう、ヨシコさんっていうのは○○で~」「テルアキさん(仮称)も同じようなこと言ってました!」と他の人を話題に出してくる度にそこはかとないフラグを感じていました。

 

カフェでひとしきり話し終えると、シオリさんから場所を移そうと提案されました。行き先は品川駅付近のビルらしく「何をしに行くんですか?」と聞くと「丁度さっき話したヨシコさんとテルアキさんが近くに居るから会いに行こう」とのことでした。

 

私はそんな偶然もあるもんなんだな~と思いながら付いていきました。

 

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いや、本当は気付いていたのだろう。ただ気付きたくなかっただけなのだ。私は心の底から異性とのいい感じの出会いを望んでいたのだ。

 

ビルに到着するとヨシコさんとテルアキさんが出迎えてくれました。ヨシコさんはちょっと井上喜久子っぽい雰囲気の40代くらいの女性で、テルアキさんはゴリゴリの営業で短髪ツーブロックで休日はフットサルしてますって感じの男性でした。

 

私は陰キャなのでテルアキさんの近くに居るだけでメンタルが少しずつ削られていました。

 

事務所の簡単な応接室みたいな部屋で4人で会話を始めました。最初はまた他愛のない話をしていましたが、

 

・ヨシコさんはいくつかのお店からオーナー収益を得ていること。

・テルアキさんは起業が近く、ヨシコさんによく相談に乗ってもらっていること。

・シオリさんはヨシコさんから経営について学びつつ仲間を探していること。

 

を話してくれました。この時点で完璧にアム○ェイとかネットビジネス的なアレだったのでだいぶ帰りたかったです。

 

引き続き話を聞いてみると、お金を稼ぐ立場の種類について、ヨシコさんからご高説を賜るターンになりました。

 

以下が聞いた内容です。

 

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お金を稼ぐ立場はクワドラントと呼ばれる4種類があって、それは以下。

・E…Employee(従業員)

・S…Self Employee(自営業者)

・B…Business Owner(ビジネス・オーナー)

・I…Investor(投資家)

 

4種類の立場は大きく2つに分けられる。

EとS、つまり「自分が働いてお金を稼ぐ立場(自由な時間:小)」

BとI、つまり「自分以外が働いてお金を稼ぐ立場(自由な時間:大)」

 

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また、自分が働くか自分以外が働くかというだけではなく、時間経過による収入にも大きな違いがある。

 

ヨシコさんがざっくり描いたグラフで各々の収入は、従業員は良くて年功序列、自営業者は個人の状況に左右される。一方でビジネス・オーナーと投資家は仕組みお金お金を呼び、収入は凄まじいスピードで伸びる。

 

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縦軸が収入、横軸が時間経過

 

「この2つから分かるように従業員は自由な時間が少ないかつ収入も天井が知れてる。

だからビジネス・オーナーや投資家のような自由高収入な立場を手に入れよう!」

とヨシコさんは締めくくりました。

 

ヨシコさんが言ってるのは、だいたいロバート・キヨサキ氏のキャッシュフロー・クワドラントに書かれているような内容で一度読んだことがあったので冷静に聞くことができました。

 

ここは図らずも以前の経験が予習になった感じです。

↓↓↓

kamipaper.hatenablog.com

 

ヨシコさんが勧めていたのはビジネス・オーナーの立場で、私にも「みかみくんもビジネス・オーナーにならないか?」と勧めてきました。

私が(よし、ここは…)と思って「ならない」と答える前に「ビジネス・オーナーに必要なのはスキルじゃなくてマインドなんだよ!」「来週はもっと詳しく話して自分なりのビジョンを見つけてみよう!」と矢継ぎ早に話すものだから、また会うことになりました。

To be Continued

【ネタバレ】劇場版鬼滅の刃を見ない理由【感想】

こんにちは、みかみです

今話題の映画、劇場版 鬼滅の刃 無限列車編見てきました
鬼滅の刃はアニメだけ一通り視聴してて、ストーリー初見で鑑賞しました

感想を書いていきたいのですが、細かいところ間違っていたらすみません

※以下ネタバレ注意

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・内容について

まず序盤中盤終盤とテンポよくどこも見せ場があって良かったです
個人的には密度が大きいと感じました

敵の魘夢の技が夢に閉じ込める系なので
①夢からの脱出→→②直接対決→→③倒したと思ったら奥の手が

と段階が分かりやすく分かれてて、映画向きのボスだなーと思いながら見てたんですけど
まさか最後にもう一ステージあったとはと驚かされました

むしろ最後の煉獄VS猗窩座戦をしっかり詰め込んで映画のラストとするのがマストでしたね

あと付き添いで完全初見で鑑賞する人も居ると思うんですけど
相変わらずキャラクターがこれでもかと言うくらい喋るし、声優の鬼気迫る演技で感情移入しやすく、そういう層もある程度以上楽しめる映画だったと思います

子供にせがまれて連れて行ったら、親がハマったって事例の発生も少なくないんじゃないかなと

・竈炭治郎について

今回の炭治郎もほんと教育に良い優しい主人公でした
のっけからおばあちゃんの荷物を荷棚に乗せてましたし

印象的なのは魘夢の見せる夢の中でも大家族の優しい長男の一面
敵の口車に乗せられてたとはいえ自分を刺した車掌も命を救おうとしたところetc…

あと優しさだけじゃなくてメンタルの強さもかなり表現されてました

魘夢の攻撃からの脱出方法が夢の中での自決で
しかも直接対決中も何度も眠らされてノータイムで自決するを繰り返してて
炭治郎の尋常じゃない胆力が表れていました

Angel Beats!やリゼロでも感じたことですが
リアルでは「死」を経験することは不可能なので
そのストレスに耐えうるというのはフィクション特有の表現ですね

また夢の中で閉じ込められた上に家族から罵詈雑言を浴びせられる場面は
見ててかなり辛かったのですし、炭治郎のメンタルが心配になりましたが
「言うはずが無いだろうそんなこと」
と一喝してくれて爽快でした

あと個人的に炭治郎の好きなシーンは心象世界(ウユニ塩湖)での一件ですね

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自分の命を奪いに来た相手を、心象世界のコアまで案内するというお人好しさ
そしてそのお人好しさに心を打たれて行動を改める少年

いや〜こういうのが好きなんですよね
私が愛してやまないシャーマンキングの第3巻の葉VSトカゲロウ戦もまさにこんな流れで、炭治郎と葉の共通点を見つけたみたいで嬉しくなりました

・煉獄杏寿郎について

放送版ではあまり背景が分からないキャラでしたが
映画見てる内にどんどん好きになりました

序盤の炭治郎達との掛け合いが良かったり
炭治郎と同じで長男だったり、真っ直ぐな性格だったりしたので
これからいい師弟コンビになっていくのかなと思ったら、まさかの殉職で感情がついていきませんでした

けど限られた尺の中で柱としての強さ、キャラの背景・魅力がかなり詰まってました

強さについては、夢の中に居たまま反射で現実世界の子供を抑え込んだり
100年以上面子が変わってない(?)上弦の鬼をあわや倒すところまで追い詰めたり
ラストシーンで他の柱から「煉獄でも上弦の鬼は倒せないのか」と一目置かれていたりしてるところから
かなりの強キャラだったの分かって、それだけにこれからの戦いへの絶望感が表現されてて上手いなと感じました

杏寿郎の過去話では
成果や努力を認めてくれない父親の代わりに、弟だけは兄として褒めよう育てよう
という炭治郎とはまた違った兄としての矜持を感じて良かったです

父親の腹の内については来場特典の読み切りに書いてある通りまだ余白がありそうです(戦いから子供を遠ざけたかった?)
母親は「強く生まれた者は、弱き者を助けろ」と言ってたり、父親も昔は鍛錬に熱心だったり
炭治郎が煉獄邸を訪れた時に語られるのでしょうか

杏寿郎の魅力というか一番印象的だったのは最後に禰豆子を鬼殺隊として認めていたところですね
放送版では禰豆子の是非については厳格に鬼として処理しようとしてただけに胸が熱くなりました
自分の目で見たことを大事にする杏寿郎の真っ直ぐさが伝わってきて良かったです


・魘夢について

魘夢についてですが、声優が平川大輔さんなので今回の楽しみポイントの1つでした

平川大輔さんといえばSchool Days伊藤誠が有名ですが、ジョジョの奇妙な冒険 第3部の花京院典明も演じていて
その花京院典明は物語中に夢がテーマのスタンドを持った敵を打ち倒していたので
今回は逆に夢を扱う敵を演じるのか、というキャスティングの面白みを感じていました

事前情報としては、ただのサイコパス野郎って印象だったので人間時代の背景とか描かれるかと思っていたのですが
更に残忍性が強調されて鬼らしい鬼が表現されていました(特典読みましたが人間時代からどうしようもない性分だったみたいですね)

人の心の弱みを突いて口車に乗せて操る様子は、今までの鬼と比べるとかなり異色で新鮮でした

一度幸福な夢の中に閉じ込めて、一転して悪夢に落として実際に○す
って本当に趣味が悪くて逆に清々しいですね
Fate/ZERO青髭も「真の恐怖とは希望が絶望に切り替わる瞬間の変化にこそある」
みたいなことを言ってたので同じ匂いを感じました

直接対決には自信なさげで、催眠術を連発してもその度に炭治郎が復帰して圧倒されていましたが
間髪入れずに催眠を繰り返し夢と現実の区別を曖昧にして実際の自決を狙うのは
かなりクレバーで、計画が頓挫した後でも策士なところはかなり推せました

・最後に

主にキャラクターに対して抱いた様々な感情であったり、好きなシーンであったりを語っていましたが
要は何を言いたいかと言うと「劇場版鬼滅の刃を見ない理由」「ない」ということです

たこ焼きパーティーに行ったら最終的にタワマンに行って店を買わされそうになった話

 

こんにちは、みかみです。

 

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突然ですが、たこ焼きパーティーってやったことありますか?

 

大学生が暇さえあれば集まって行うあれです。

 

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会社員として働いている私ですが、前に大学の友人に誘われたこ焼きパーティーに行ったことがきっかけとなり、思わぬ展開が待っていたという話をしようと思います。

  

2018年11月のことでした。友人から「知り合いがたこ焼きパーティーするから来ない?合コンみたいになると思う」と一本の通知が入りました。

 

私は”合コン”という文字が目に映り思考停止で参加を決めました。

 

当日、現地に行くと主催者らしき女性(ここでは山田さん(仮名)、とさせて下さい)とその他に10人以上の男性女性がいました。

 

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山田さんは少し年上で気さくで話しやすく、私は彼女と以前から面識があるグループに交じってたこ焼きをつつきました。

 

酒も飲みつつ、今どんな仕事してるのか?とか将来どうしたいか?とかと他愛のない話をして居ると山田さんから「よくこういう集まりやってるけどまた来る?」と聞かれました。

 

ちょうど交流の幅を広げたい、隙あらば合コンに繋げたいと思っていた私は二つ返事して、彼女が作ったというLINEグループに入りました。

 

後日、山田さんから連絡が来ました。次はカフェみたいなスペースを借りたから大勢で立食パーティーしよう、とのことでした。

 

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その日は借りスペースに集まって色んなバックグラウンドの人と話して、また別の日は大勢で酒飲みながら花見して、と過ごし私は少し浮かれていました。

 

いえ正確には、健全な社会人サークル?そんなのいるワケねーでもちょっとはいて欲しい、みたいな。最大公約数的な、涼宮ハルヒの憂鬱の最初のキョンのモノローグ的なことを考えていました。

 

ですが、いよいよ疑念の方が増幅される出来事が起こります。

 

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山田さんと晩御飯を食べていると、ボドゲ会をやる話になって「お金をテーマにしたボドゲをやるから、これを読んできてほしい。」と本を勧められました。

 

その本は「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」でした。

 

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勧誘で勧められがちな本の筆頭です。(本自体は皮肉なく少し勉強になる本だと思います。)

 

帰りながらググって"勧誘"という検索キーワードに震えたことをよく覚えています。

 

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ここからは全く異なる心持ちで山田さんの集まりに参加することになります。(本は律儀に読み終えました。)

 

ボドゲ会に向かうべく貸し会議室へ足を運びました。山田さんと何人かが居て、早速ボードゲームのルール説明が始まりました。

 

そのボードゲームキャッシュフローでした。

 

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勧誘で使われがちなボードゲームの筆頭です。(ボードゲーム自体は皮肉なくゲーム性が面白いボードゲームだと思います。)

 

トイレ行くフリしてググって"勧誘"という検索キーワードに震えたことをよく覚えています。

 

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ボードゲームの内容を簡単に説明すると、プレイヤーは円環状のマスをすごろく形式で動きマスのイベントに従います。イベントではお金の収支が発生し、プレイヤーは手持ちのお金と相談しながら立ち回りを考えます。

 

ここまではモノポリーと似ていますが、このゲームには大きな特徴があります。プレイヤーが動く円環状のマスを取り囲むようにもう一つ円環状のマスがあります。最初の輪を"労働者の輪"とするならば、こちらは"資産家の輪"となります。

 

その輪に行く条件は「十分に大きな不労所得を用意すること」です。

 

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この辺りでかなり、帰りたいという感情に包まれていました。とりあえず勝利条件は資産家なって更に金集めて夢買ったら勝ちとかそんな感じでした。

 

いよいよ闇のゲームが始まります。うがった見方は忘れずプレイしていましたが、ゲーム性自体は面白いと思いました。配られた損益計算書貸借対照表に書き込むのが必要でちょっと面倒ですが、自分の仮想の経済状況とにらめっこしながらゲームをするのは新鮮でした。

 

不動産買いたいけど借金はきついな…」

 

「なんで給料日迎えてるのに資産減ってるんや?」

 

「くそっ!ケチって買わなかったが大化けしやがった!」

 

(ゲームを真面目にプレイしちゃダメよ、

消えるファクターになりかねない by脳内の仲村ゆり )

 

「おっと、真面目にプレイしちゃダメだったんだった」

 

そうこうしてると、資産家の仲間入りルートに入った参加者がちらほらと現れてきました。私はローンまみれでした。

 

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ここら辺から盛り上がりが激しくて、みんな発狂していました。私は縮こまってました。

 

「カブウリマアアアアアアアアァァアス!!!!!」

「フドウサンカイマアアァアアァアアアアス!!」

「フロウショトクウッヒョオオオオオオ!!!!!」

 

現実の資産とリンクでもしてるのかな?と考えながら私はスポンジボブハッピーセットのCMを思い出していました。

 

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ボドゲ会を終えて山田さんと帰っていると

 

「みかみくん、ゲームの結果は残念だったね」

「そうっすね~、勧められた本は読んだんですけど中々活かせなかったです」

「初めての人には難しいよ。そういえば今度、実際に"資産家の輪"の方に行った人と会うんだけど、みかみくんも来る?」

「へ~そんな人と繋がりがあるんですね~」

 

という流れで、まだ舞えると考えていた私は後日、彼女と約束した場所に行きました。

 

 件の方(彼女は師匠と呼んでました。)は山田さんの大学時代の先輩らしく、たまにバンド活動してますって雰囲気の女性でした。私と山田さんと師匠さんの3人で早速、師匠さんが住んでるというタワマンに向かいました。

 

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歩きながら師匠さんの話を聞いていましたが、都内にある飲食店のオーナー権をたくさん持ってたり、セミナーを開いたりしてるとのことでした。怪しんでいた気持ちが輪をかけて大きくなりました。

 

いざタワマンの部屋に入ると屈強なお付きの人が迎えてくれて内心ビクビクしてました。

 

居間でソファーに腰をかけるとその師匠さんが居て、てきとうに挨拶と自己紹介を済ませると早速とばかりに話し始めました。

 

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「サラリーマンをやっているだけでは天井が見えている」

一度きりの人生だから働くだけではもったいない」

経済的自由は努力で手に入るし、私にはそのノウハウがある」

 

みたいな話をひとしきり聞いていると、今持ってるお店のオーナー権を1つ買わないか?経営の勉強は見てあげるからと言われました。

 

 金が関わってくるのは流石にマズいと思ったので全力で帰ろうと「今決めきれないです」「そこ挑む胆力ないです」と主張してたら、隣で一緒に聞いていた山田さんが今まで見たことないテンションで

 

「師匠がこんな提案してくれるなんて滅多にないんだよ!」

「私も協力するから頑張ろうよ!!」

 

言ってきて、師匠さんもヒートアップしてきて最後に2人から

 

「「今のみかみくんは情熱の炎がしぼんでしまってるだけなんだよ!!」」

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と熱い薫陶を受け、2人からこれ読んで情熱取り戻せと言わんばかりに色んな本を勧められました。

 

「ありがとうございます!読みます!!」と言ってたら逃げるように帰ることができました。LINEはブロックしました。勧められた本はゾウがどうたらこうたら言ってた気がするけど覚えていません。

 

この日以来は山田さんと会ってもないし連絡もとっていません。ただ一つ気になったことがあって、山田さんと知り合うきっかけになった大学の友達に、山田さんとはどこで知り合ったのかを聞いたら

 

「路上で話しかけられた」と答えてくれました。

 

いや、そこ最初に聞くべきだったわ。

どうもありがとうございました。

 

さようなら。